■ピラティスの呼吸法
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ピラティス初心者の方から
よくご質問をいただく呼吸法について解説します。
ピラティスで行うのは胸式呼吸です。
プチ講座②の「基本姿勢」と共に大事なポイントになります。
最初から正しく呼吸が出来る方はいないので
回を重ねて慣れていく様にしましょう。
ピラティスの呼吸は
・心肺機能を高め
・酸素を効率良く取り込み体循環を良くし
・代謝力を向上させます。
また、深い呼吸により自律神経が調整されます。
そして呼吸の大切な役割は、動作に合わせ息を吐き体幹を安定させること。
それによって背骨や腰がサポートされます。
■呼吸の練習
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まず、座った状態で行います。
背筋を伸ばし正しい姿勢をつくります。
(横から見て、耳、肩、骨盤を一直線上にする)
あぐらが辛い場合は
膝を立てたり椅子に腰掛けても良いです。
※骨盤は立てます。
①両手を肋骨に当て、肩や肘の力を抜きます。
②鼻から息を吸い込み、肋骨が左右に広がるのを感じます。
③背中まで膨むのを感じながら息を吸うと、背骨も伸びていきます。
(肩を上げずに首を長く保ちましょう)
④充分に息を吸い込んだら、口から細く長く吐いていきます。
吐きながら⇒肋骨を閉じ⇒みぞおちを薄くして
⇒お臍を凹ませ⇒お腹を引き込み薄くします。
仰向けになり、両膝を立てた状態でも練習します。
腿に力を入れて恥骨を持ち上げたり
骨盤を傾けてしまわない様に気を付けましょう。
呼吸ばかりを気にすると、姿勢や動作が疎かになります。
最初のうちは、息を詰めずに行うようにして
少しずつ胸式呼吸にして行きましょう。
慣れてくると自然に、
動きと息を吐くタイミングが合ってきます。
是非、実際のレッスンでご体感ください。